安心安全な食品の選び方

ロハス生活・Lohas Life

タイで暮らし初めて30年、当時は生活に不自由は無い程度に物は揃ってはいましたが、まだまだ雑然とした面白さもあるバンコクでした。

日本で生協のお世話になっていたロハ子でしたが、タイに来てロハスな生活はあきらめざるを得ませんでした。そんな事ですっかり体調が悪くなってからやっと気がつき、タイでもロハス生活を復活させることにしました。安全な食品を探していると日本よりも簡単にオーガニックの食品が手に入ることが解かってきました。

タイの農作物は王室と国がオーガニックを推奨しています。生産者の健康と消費者の健康を大事にしている国です。タイのオーガニック認証を取得するには厳しい検査基準がありますが、認証費用、維持費などほとんど無料です。集荷販売まで面倒を見てくれます。日本とはずいぶん違います。日本では農協が農薬を沢山売ろうとしています。無農薬のお米や野菜は独自の販売ルートで売るしかないのです。国は減反政策を繰り返して農業を破滅させ、酪農家も破たんさせています。生産者を苦しめるつつ、食糧不足に備えて虫を食べようと推進しています。消費者の口に入るものはアメリカから買わされる農薬まみれ、遺伝子組み換えの物ばかりです。がんが増えている国は日本だけです。

タイのタマサート大学の農学部ではオーガニック農法が学べます。自然の恵み自然の仕組みを理解して感謝するならおのずと自然栽培に行き着くと思います。本来ならば自然に寄り添った農法が普通農法と呼ばれるはずですが、日本では農薬を使った農法が、普通農法と言われています。

加工食品に関して、日本では驚くことに約1500品目もの添加物が認可されています。アメリカでさえ133品目ヨーロッパでは二桁台です。海外では健康に害があると分かれば即座に禁止されます。日本だけは一度認可したものを取り消すのが苦手です。危険な添加物は禁止されても代わりに安全性が不確かなものが直ぐに出て来ます。添加物を気にせずに暮らしていると、年間一人当たり2kgから4㎏ぐらいの食品添加物を摂取していると言われています。タイではオーガニック農法が推奨されているのにスーパーには日本と同様に添加物だらけの食品も多いです。しかし探せば無添加のものやオーガニックの調味料なども必ず同じ棚に有ります。卵や乳製品も同じ棚にオーガニックのものが並んでいます。消費者の選ぶ自由が尊重されています。

添加物は複合的に長期にわたって摂取した場合の安全性は確認されていません。私たちのように食生活に気を付けている人たちの殆どは、自身が体調が悪かったり病気になったりして添加物や農薬が関係していると気付いて、食生活を変えてそれを克服した人達です。病気になってもその原因を考えもせず病気は医者が治してくれるものと信じて止まない人達が大多数ではないでしょうか。誰もが教えてくれませんが添加物だらけの食生活で健康な身体が維持できないのは誰もが体感していると思います。今はまだ元気でも、自分は大丈夫という人も本当に健康に自信がありますか?あなたの体の細胞はあなたが食べたもの身体に取り込んだ物で出来ています。

食品会社などは最近の健康ブームに乗じて無添加や天然などの表示を付けて消費者を惑わせたりします。必ず成分表を確認してください。カロリーゼロとか糖質オフとか減塩などの商品も健康に良さそうに見せていますが、かえってより一層害のある物が使われています。テレビ番組の健康情報もコマーシャルにも必ず裏があります。マスコミによるキャッチセールスに引っかからず、本物の食品を求めるなら自分から探しに行く必要があります。今はSNSの中に情報があるので便利ですね。本物の情報を見分ける力が必要です。

安全な食品とはなるべく自然に近いもの、昔から人間が食べてきたものです。自然の恵みである調味料と食材、自然の恵みを利用した発酵食品、自然塩で保存された食材などを基本にしてください。作った人の顔が見えるものは安心です。

危険な食品とは自然から遠いもの、化学肥料や農薬を使ったもの、遺伝子組み換え食品、ゲージで育てられた鶏肉、卵、不自然な畜産物、乳製品、大量生産の加工食品、加工調味料、人口保存料で保存されているものです。コマーシャルを見て買った商品にはコマーシャル代金が含まれています。その分だけ安い材料が使われていて、見た目をよくするため味を誤魔化すために添加物が大量に使われるという悪循環です。消費者は便利な加工食品や安い食材で食費を節約しても、健康を損ねては節約になりません。医療業界にお金が回ります。健康を維持するための生活習慣や食生活も自分から情報を探してください。安全な食品を知っている人たちは発信したいと思っています。

※Flower Stageではオーガニックプロダクトの発信をしています。インスタグラム lohako_kumikoでも情報発信しています。

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